総じて女性向けの情報媒体は突っ込みどころの塊なので、
どこから突っ込んでいいものかという悩みどころは常にある。
女を騙してカネを使わせたいのだろうと思いつつも、
こいつらまさか本気で知らないんじゃねえのとしか思えないヨタ話もワンサカあるからなあ・・・まあいい。
そのうえでひとつ、最大の突っ込みどころを選ぶなら、
女という生き物はおそらく、共感力(←もちろんこれも高純度な幻想なのだが)が高すぎるせいで、
誰かから「あります」と言われたら、その存在を疑うことができないのだろうな、と。
たとえば21世紀に入ってから「部分痩せ」というキーワードが飛び交うようになったけど、
仮に部分痩せが実現できるなら、金持ちセレブ様たちのウエストはガリッガリに細いはずだし、
彼女らが足繁くスポーツジムに通って筋トレをし、わざわざ専属トレーナーをつけるはずもない。
つまり、理屈からいっても不可能な部分痩せなんか、できるわけがない。
それこそボクシングをやる人は「左を制するものは世界を制す」と鬼のようにジャブを打つ練習をするわけだが、
じゃあジャブを打つほうの腕だけ痩せているのかといえば、もちろんそんなことはない。
理屈で考えなくてもわかりそうなものなんだけどな・・・
かくして、美容・健康・ダイエットはもはや完全に科学分野の趣味であり、
人体を特定の方向に偏らせるための「学問」として存在するジャンルに成り果てて久しいが、
世界中の女性の大半は(日本の女性に限った話ではない)、都合のいい方法があると信じて疑わないのだ。
これは女性の脳が未分化(男性を基準にするなら「より原始的」)であることに由来するのだろうが、
女性の思考回路は子供のそれと酷似しており、
それが実在するかどうかよりも、自分がそれをあると信じたかどうかのほうが優先されるようだ。
だから「科学という分野は男に有利なようにできているから女性の参入が拒まれている!」などと言いはじめるが、
なら女性に有利な「真科学」体系でも作り上げればいいじゃないか。
女性は優秀なのだろう? なら楽勝なはずだ・・・と、100年前から議論が交わされているが、未だに実現されていない。
「男に有利な科学」って何だろうかと、割と真剣に考えたことはある。
もちろん、矛盾や破綻が多すぎて10秒も続かないのだが。
だって、重力って男にも女にも働いてるだろ? 男にだけ有利な重力って何さ?
・・・自分の好き嫌いや嫉妬、劣等感が判断基準になるから、
「公」「平」や「客」「観」という概念が欠落しているし、もちろんその自覚もないから、
「あなたより優れた女性はいるけど、彼女は文句言わないよ?」と質問をすると発狂し、名誉男性呼ばわりをキメる。
まあ、どうにもならないんだよね・・・
女どうしで全部やろうとするから、
男(たにん)のアドバイスや説明なんか絶対に聞かない。
私がこうしたいと思った方法だけが正義だと信じて決め付けて、絶対に反省も改善も訂正も謝罪もしなくなる。
僕の母親がそういう女だったから、よく知っている。
だから、高学歴な金持ち男ほど、高学歴な女と結婚するんだよね。
「自分なり」にやると間違えだらけになるじゃんという、まともな受験勉強をする人間なら誰もが知るこの世の真理を、
しかし「自分なり」では足りないとか、そもそも間違っていて結果に辿り着けないとかって認識のない、
科学という無慈悲な鉄槌で、己の知性を叩きのめされた経験のない、現実から逃げ続ける女は、我慢ができない。
表現がわかりにくかったな。
たとえ空を飛びたいと思っても、重力が大地に縛り付けにくるように、
少なくとも現時点では、どうあがいても人力では対処できないものがある。
なのに女たちは、まずその「絶対に変えられないもの」を知ろうとはしない。自分のやりたいことだけをしようとする。
バカな女は、間違いだらけな願望の塊と、未熟で無力な自分の信じた生き方しかできないし、やらない。
でも自分の矮小さと無力さを知る程度には努力してきた女は、
「女っぽい生き方」の先には、何の栄誉も報酬もないことを理解しているから、
子供に対して正しい教育と忍耐を施すことができる。
どうして毎日勉強しなきゃいけないのか、何度も漢字練習・計算練習をしなきゃいけないのか、
その忍耐の必要性を痛感し、理解し、確信できている女となら、
子供に接するときに教えるべき、富や栄誉をつかむために忍耐や練習の必要性を共有できる。
バカな女は我慢をしないし、自分が信じたものは絶対に正しいと思い込む。
他人の受け売りを二重三重に重ね続け、身の丈に合わないご大層な理屈でもって、
賢明な人類が積み上げてきた科学理論を、自分の感情ひとつでブチ壊せると思ってしまう。
そして自分がバカ側にいるという自覚すらないから、
できもしない部分痩せが、できると思ってしまう。
どう説明したって聞かないし、それができない理由をどう簡単に説明したって、理解しようとしない。
どうしようもない。
どうしようもないなら、せめてそのアホさで経済をまわすしかない。
むしろアホなら積極的にカモりにいかなきゃ損だ。
・・・・・・・・・という、
ファッションだろうがメイクだろうが実際にやってるのは全部オッサンだぞという、
ひどく根源的な突っ込みどころをもつ女性誌を読んでいて思う、薄汚さとバカの合わせ技。
何でも「女どうし」でやろうとすると必ず限界がくる。
だから古今東西、お姫様やお嬢様の教育担当は、ガチエリート層ほど必ず男が担当する。
いつの時代も戦えば犯され殺されるだけの女の人生がどうにかなっているのは、
見えないところで泥をかぶっている男たちのおかげなのに、
女に説明させると「女であるだけで優秀だから」などという、子供でも言わないレベルの寝言が平然と蔓延するから。
と、某割とやんごとなき血筋のお嬢様の教育担当を請け負ったことのある僕としては、思う。
女の限界というよりは、弱い人間の限界なのだろうなと。
だって僕は強いから、あるいは賢いから、異種や未知を恐れる必要が何もなかったからな。
でも女は弱いから、あるいは愚かだから、異種や未知を恐れ、知ろうとせず、ただ否定し拒絶し逃走するだけだ。
そしてそれは女だからではなく、弱く愚かな男にも見られる傾向だから、
根源的に強くない、賢くないから、自分の卑屈さや未熟さにすら気づけないのだろうなと。
じゃあどうやって強くなればいいんだって?
強くも賢くもない以上、「弱く愚かな自分」であるはずのそのオツムで思いつくことが、正しいと思うか?
バカの考え休むに似たり。
バカな自分が正しいと信じた結果、100点を取れたことが何回ある?
お前がお前なりに生きた結果は、何点だった?
テストの点はすべてを決めるわけじゃないが、象徴的な一例ではあろうよ。
「自分なりに生き」た結果が、その点数だ。
「自分なり」じゃダメだっただろ?
ならまず、自分が正しいと信じたことは、テストで取れなかった点数ぶんだけ間違えているし、
もしかしたら「成長の壁」と呼ばれる段階にすら達していないせいで、
間違えているどころか、根本的にヤバいかもしれない
・・・・・・とは、どれだけ説明しても思い至らないからこそ、
女性誌のゲスで陳腐な煽り文句はなくならないんだろうな、と。
無論、かわいそうだとは思わん。
ヒントをいくら与えても聞かない女なんか、火事場に飛び込む阿呆に等しいからな。
死にたがるバカなぞ神でも救えるものか。