なんというかね、うん。正直にいこうや。
セックスをしてもオナニーをしても満たされないタイプの性欲ってのがあって、
さまざまな条件が偶然一致することでしか成立しないから、
一期一会と千載一遇の子供みたいな・・・まあいい。
要するに、ものすごーーーーーーーーーーーくピンポイントすぎて、なかなか話題にできない趣味嗜好性癖の話だ。
このブログ自体が一般的ではないが、こういう話をマジメにするのも、あまり一般的ではないが。
一応エロに対する真摯な姿勢ということで、
男女兼用(????)にはしてみる努力はする。
ただまあ僕は男なので、そこは仕方ないだろう。
たとえば「なんでおっきくしてるのよ!?」みたいな反応。ここすき。
シチュエーションとしては、
女の子のほうが好意を抱いており、そういう関係になることを望んではいても、距離を縮める勇気はない。
そんなときにハプニングがあり(よくあるやつ)、急にそういうムード・距離感と話題になってしまう。
そこで男のほうが「そんなこと言わせるなよ!」みたいな照れ隠しでもって、
服の上から押し付けるなり実物を見せ付けるなりして、女の子のほうが男の勃起を察知する。
まさか(そりゃ二次元なんだから美少女に決まってるものの)自分に興奮してくれるとは思っておらず、
相手も自分に対して性的魅力を感じてくれていることが嬉しかった反面で、
自分が相手の好意を獲得できていた事実に驚き戸惑っているという・・・
その後の展開(押し倒されて最後までいっちゃう)に期待しつつも、
あまりにも唐突すぎて心の準備ができていないけど、
強引に迫られて奪われちゃうのもイヤじゃない、まんざらでもない、という。
亜種として「なんでまたおっきくしてるのよ?!」。また、が増えただけだが微妙に違う。ここもすき。
「また」ってのがポイントで、
男は1回か2回くらい出せば終わると思ってるし、いつもそんな関係だったときに、
かくかくしかじかあって、今日は勃起がおさまらないし回復も早い、えっなんで、という・・・
いつもは見せてくれない意外な一面に興奮した系シチュエーションでは定番なやつ。
コスプレとか、裏バイトとか、学業・仕事とプライベートのギャップ萌えとか。
これは漫画だと絵を描くほうの技術が重要で、
1発目の射精描写に対して「いっぱい出たね」じゃなくて「出しすぎよ!」と併用することで効果が増す。
そして不快にならないけど満足のいく射精量をきちんと描くことで・・・
上記一連のシチュエーションには、ちょっと恐怖を覚えるくらいのでかいチンコがセットだといい。
ただしその場合「いつもよりおっきい」はNGである。
女の子のほうは処女であり、実物を見たのが初めてで、
聞いて知ってるサイズよりずっと大きかった、というのが重要である。
人妻モノや略奪愛にありがちな「あの人のよりおっきい」「彼氏のより大きい」とも微妙に違い、
重要なのは勃起チンコの実物を見たのが初めて、実物に触れたのが初めて、というやつである。
彼氏のしか知らない、夫のしか知らない、だと実物に対する不安や恐怖は薄らいでしまうからな。
大事なのは怖いけど絶好のチャンスだから逃げたくないし、
どうにかして喜んでもらいたい、という女の子側の・・・
えらい細かい注文であるように思えるかもしれないが、
こんなものは絵にすれば多くても1ページぶんにしかならない。
流れを作るまでには4ページほどかかるかもしれないが、
コトを始める前の1ページ弱としては、たいした情報量ではない。
当たり前のように用いられている表現技法のひとつに注目して、
文字だけで他人に伝えようとするなら、
これくらいの補足が必要になってしまう、というわけだ。
「ここすき」というのはその種の、
他人と共有するにはえらく面倒なポイントのことであり、
わざわざ言葉にするのはさらに面倒臭い。
あるいは「精液」のことをどう呼ぶのかだけでも1時間は語れるけど、
「精子」って表現は好きじゃない。「ザーメン」も嫌いだ。
シチュエーションが限定されるけど「子種」とか「お情け」のほうが響きが好きだ。ここすき。
とりあえず淫語喋らせてアヘ顔させておけばいいと思ってる雑なエロはダメだ。
コンビニで買ったジャンクフードみたいなエロでは捗らない。
「精子」っていうなら別に、他の男のものでもいいわけじゃん?
そこを「子種」っていうと、目の前の男の種が欲しいって意味になるわけだから、
淫欲というよりは生殖欲、より物質的な欲求なわけじゃん?
まあ子種って表現でも他の男のものでいいわけだが、
精子だけでいいならシコって射精してやった残滓でもいいし、
コンドームの中に出したものでもいいってことになっちゃう。
顔にかけても胸にかけてもいい。野獣先輩みたいだな。
でも子種っていうと、膣内に射出される精液のことに限定される。
つまり子種が欲しい=膣内射精されたい、ということになる。
セーシちょうだいだとぶっかけでも外出しでもよくなってしまう。
精液ではなく「お情け」って表現になると、
立場上、あるいは道義上、そんなものを求める資格などなく、そんな発言すら許されない、
それでもあなたを慕っていますという、恋慕だの愛欲だのという字面が似合う関係が浮かんでくる。ここすき。
先述のそれと似た発想にもなるけど、
正妻とヤることヤって疲れてるのはわかってる、でも今どうしてもあなたが欲しい、
そんなときに使われる表現もまた「お情け」である。
あとはまあ、散々ヤり尽くして男のほうもピクリともしなくなってる、
でももっと一緒にいたい、触れていたい、あなたを感じていたい、
だから萎えたチンコに奉仕するという「ウザいこと」を許してほしい、
あわよくばもう一度自分に興奮して勃起してほしい、もう一度射精してほしい、
もう一度気持ちよくさせてあげたい、そんなときに使うのも「お情け」である。ここすき。
・・・身分差や主従が好きなだけ? 微妙に違うな。
この場合、身分差などない女の子のほうが自覚していて、
男を少しでも支えてあげたい、この人の役に立ちたい、だから自分はこの人の邪魔をするわけにはいかない、
そうわかっているのだけれど、どうしようもなくあなたが恋しい、そんなときにも使われる。
女のほうが立場を弁えていて覚悟もできているけど、今日はどうしてか我慢ができない。
純度の高い愛情と淫欲のミックスは、そう言われると応えてやりたくなるもんだろう?
「男冥利に尽きる」ともいうか。
ちなみに「冥利」ってのは仏教の言葉で、
「よいことをした報いとしての幸せ」、因果応報のプラスバージョンのことを意味する。
つまり女には寂しい思いをさせていて苦労もかけている、
労ってもやれないし構ってもやれないのに、文句ひとつ言わず尽くしてくれる、
でも素直にありがとうとは言えない、そんな俺でも慕ってくれている・・・と。ここすき。
いったいどうしてそんな男(じぶん)のために尽くしてくれるのかはわからないけど、
自分がそのように生きてきたことは間違えていなかった、
少なくともその女が証明してくれるはずだというのは、
心理的には百万の味方、母のように強大なる朋友を得たかのように嬉しいものである。
まあ、お情けって表現だとだいぶシチュエーションが制限されてしまうのも事実なので、
何度もお疲れ様でしたのお掃除フェラと称して熱のこもった奉仕で、
もう無理だと思っていたのに反応してしまい、相手もそれを察知して搾り取るつもりでいる、と。
それだけ自分の快感のツボを抑えてくれている、俺専用フェラ。ここすき。
そういうときは、実際に精子が作られるわけでなかろうと、
お疲れの精巣にもう少しだけ頑張ってくださいという気持ちをこめてタマ揉み奉仕が加わることで、
あなたの子を孕みたいんですという暗喩(相当の行為)をプラスすればなおいい。ここすき。
・・・僕は男だから女のことはよくわからないけど100人以上の女性・女子から話を聞いてきた限り、
女の性欲というものは「どうしようもなく欲しくなる」とか「誰でもいいから犯してほしくなる」とか、
官能小説でありがちな表現が、しかし間違えてはいないこともある類の形をとる(屑日本語)こともあるらしい。
女側の感覚でいえば、その瞬間においては、男なら誰でもいいし、チンコなら何でもいいのだろう。
だが現実的に考えて、本当に誰でもいいわけではない。
気心の知れた相手、自分に乱暴を働かない相手、より好ましい相手がいいに決まっている。
そういうときに、しかし彼氏や旦那がお疲れだと、セックスどころか勃起もままならない。
そんなときに求めたところで断られるのは目に見えているし、
それでも自分が女として求められたいときもある。
僕にとっては科学4経験6の話として、
基本的に男任せにしておけば満たされるのが女の性欲であるものの、
男任せではない=無理を強いるかもしれないセックスを望むときの女
・・・・・・・・・・・が、感覚的には「お情け」が欲しくなっているのだろうな、という身勝手な願望である。
あとは、精液ないしその代名詞を用いることなく、
動詞だけで言及・許可してくれるってのもいいよね。ここすき。
出していいよとか、イっていいよとか、胸にかけて胸にとか、そういうやつ。
ただ、どこそこに出してってお願いは、ちょっと苦手かな。
そこ以外に出したらイヤなのかと一瞬躊躇してしまうから。
「中に出して」も同様に、状況を選ばないと微妙に心理的ブレーキがかかる。
だから言葉を厳選するなら、
「いいよ」「ちょうだい」「出して」あたりが最適解になる。
こちらのほうは男女の上下と優位を逆転させて、
「出しなさい」とか「もう出ちゃうの?」とか、
昼は淑女夜は娼婦属性っぽくアレンジするのもいいよね。ここすき。
もうちょっと細かい話として、
射精直前にチンコが硬くなりタマがせり上がるあの予兆をとらえた女が、
「ガチガチになってる」とか「タマタマあがってる」とか一瞬言葉で責めてくるのもいいよね。ここすき。
いずれにせよ、男を手玉に取っているけど、それが男のプライドを潰さない程度に、
全自動で任せておけば気持ちよく射精させてくれる、ってのがキモなのよね。
だから焦らしプレイとの相性がいい。
フェラはしていないから先走りだけなのにヌルヌルだとか、
少し精液が漏れてしまうような甘イキを繰り返すだとか、
男の快感を不自然なほど完璧にコントロールされてみたいという願望がね・・・
ようは淫語表現ってのも色々あって、
チンコや精液のことを示す単語を一切使わない表現だけで描写すると、
「もうガチガチだね」「入れたいの?」「出したいの?」「出していいよ」などとなるわけだ。ここすき。
具体的に指示しない対話(!)だけを繰り返させて、
最後の最後で「おちんちんシコシコされて精液ドピュドピュしたいの?」と一度だけ淫語を使う。
だからこそ捗る。
というかさ、
表紙でアヘ顔やってるエロ同人って、もう中を見る必要がないよね。
アヘ顔ってギャップがあるからいいのであって、
あの気持ち悪いツラだけを拝みたいなら、漫画や動画である必要はないよね。
ある瞬間をとらえた特徴である以上、アヘ顔ほど1枚絵を前提とした嗜好ってそうそうないわけだから。
やたら淫語やアヘ顔に頼って、雑に贅肉と乳を盛って、ムチムチだのエチエチだの、
セクハラ大好きなキモいオッサンが無理して若作りしてるようにしか見えない。
二次元ニワカでセクハラ大好きな若作りしてるオッサンって、ただの汚物じゃん? ここだいきらい。
まあ何はともあれ、
精子だの精液だのザーメンだのという単語は、
それをわざわざ声に出す状況っていったい何なんだという問題がつきまとうわけだからね。
お互いに今日のセックスは生殖行為だとわかっているときなら、
「孕め」とともに精液を意味する単語を添えてもよかろうもんだが、
ただの淫欲ないし性欲処理シチュエーションから本気セックスで孕ませる、ってのは微妙だなあ・・・
そういうときはだいたいコンドームを小道具に使って、
もうゴムがないんだ、ゴムなんていらないから入れて、になっちゃうし。
あまりにもワンパターンすぎて、それ以外の使いどころがとっても難しい。
逆のパティーンからすると、事務コキというか、事務的な性欲処理との相性もいいよね。ここすき。
逐一勃起しただの仮性包茎だの包皮がどうだの、
亀頭が敏感すぎるだの臭いがきついだのと実況されつつ、
かつ的確に射精へ導き適度に焦らすサービス(!)つき。
そういうときはむしろ、無味乾燥な響きの単語のほうが捗る。
「男の人はここで赤ちゃんのもとを作ってるんですよね」
と
「こんなズッシリするほど精液を溜めてきたの?」
と。
この場合、「精液」と「赤ちゃんのもと」は、決して互換してはいけない。
表現として不自然である以上に、
女が男を見て得た感想と、客観的分析結果としての認識とは、同一ではありえないからd
Q:お前はいったい何を言っているんだ?
A:エロいことを考えると、そういう話になるもんじゃないのか?
「下ネタは誰が喋っても面白くしやすいから話がつまらない奴がやる」
などと豪語していたアホもいたけど、
言語を介した表現として考察し記述する限り、
「言葉にするのが難しいもの」の筆頭格が猥談だと、まあ僕は思っている。
人類は未だに「恋心」というたった2文字ですら定義ができていない以上、
非性愛領域と性愛領域の間にあるものが何なのかを把握できなければ、
少なくとも他人様に説教できるほど、人間の心を知ったなどとは言えまいよ。
なぜそれが好きなのかっていうと、
結局は男は突っ張ってる部分と弱い部分の両面性があり、
女は突っ張ってる部分に頼りきりがちであるからこそ、
弱い部分への理解があるといいな、という話になるわけで。
男は硬いチンコと柔らかいタマを持ち合わせ、
大半の女はチンコに依存するが、タマのほうへのケアがうまいとありがたい。
男を矢面に立たせるのは(チンコが)硬くて強いから。
女を後方支援にまわすのは(タマやケツへの)サポートに徹するほうがマシだから。
男を胃袋と下半身で捕まえろってのは、つまりそういうことでもあるだろう?
マジメに語るから、エロは面白いんだよ。
日頃誰もやらないし、ウソをつけない話だから。
というか切実な話題ほど、ウソをついても面白くないだろ?
カネもエロも政治も軍事も何もかも、
致命的な話題であるほど面白い。
狂気の沙汰ほど面白い。