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1543、最近の中国があれこれ禁止・規制してる事情

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中国人から聞いた実情僕の推測出所の言えない情報とのミックスだと但し書きをしたうえで。

 

 

 

 

今の中国があれも禁止これも禁止とやっている背景には、

大きく分けて3つの流れがある。

 

1、国内派閥の政治的問題

2、国際経済的問題

3、文化的外交戦略の問題

 

簡単に言うなら上から順に、国内・国際・世界の3つだといえる。

 

 

 

 

まずは国内の問題。

カネと権力は切り離せないわけだから、

誰がどれだけカネを持つのかは、誰がどれだけ権力を持つのかとイコールなわけだ。

 

で、時代が明らかにIT分野の奪い合いになりつつある中で、

そちらに明るい連中が力を持つと、

中国共産党よりも影響力が強くなってしまい、一党独裁がやれなくなる。

 

カネと影響力を同時に所有するのは難しいから、

拝金主義で日米欧の投資を煽り、見た目の経済だけ水増しして、

よく太らせたところを収穫しにきた、というのが現地人の見方らしい。

 

中国共産党自体はとんでもない無能だからね。

商才のある連中にカネのことだけやらせて、

インフラ化して生活から切り離せなくなったところを、美味しくいただく。

 

上海その他南部を地盤とする派閥から力を殺ぐためにやってる、ってことだな。

プーキンペーは北部つーか北京だから。

 

 

そこに対外的経済関係の話が混ざってくる。

 

 

5Gとファーウェイの一件が象徴的だったが、

そもそも5Gは日本、アメリカ、フィンランドあたりが主導して開発したものだが、

中国は調子のいいこと言って甘い汁だけ吸おうとした。

 

しかしやりすぎて睨まれたから、トランプはファーウェイを潰した。

まあ実際に情報抜いてる証拠が無数に上がってるから、

アメリカとしては遅すぎた感もあるけどね・・・

 

そのトランプの判断自体は国防にも直結するから、

北米市場をダンピングで食いつぶせると思った中国共産党としては思惑が外れた。

 

日米欧を相手に獲らぬ狸の皮算用キメて読み損なった挙句逆ギレした結果責任転嫁しにきた・・・と。

 

アホとか情けないとか恥知らずとかそんな次元じゃないだろと思うだろうが、

そんなレベルの無能で卑怯な臆病者じゃないと、独裁ってのはやれないからね。

 

 

 

 

 

そもそも中国経済ってのは、

日米欧が技術移転して投資してくれることで

成長を続けてきたのであって、

自前で成し遂げたことなんか一つもないからね。

 

だから経済成長が止まると投資が止まり、経済も社会も雇用も死ぬ。

いつまでたっても先端技術(医療、光学、素材、バイオあたり)の自慢ができないから、

日米欧の大企業が競うのをやめた家電のシェアごときで先進国自慢をしている。

 

そのために経済成長し続けているようにデッチあげてはいるものの、

2008年の北京五輪の頃、

既に経済成長は止まっていた(途上国のくせに先進国レベルまで鈍化していた)んだよな。

 

消費電力が減ってるとか、貨物輸送量が減ってるとか、

データからみれば経済が停滞してるとしかいえない事実を欧米外資から指摘されたら、

翌年からデータを非公表に切り替えた程度には。

 

というか日米欧のおかげで都市化が進んだとはいうけど、

「鬼城」で画像検索するとワンサカ出てくる程度には、

中国はもう10年以上ずっと、ゴーストタウンを量産してでも雇用と経済成長を捏造し続けている。

 

だから日米欧の先進国が20世紀で終わらせた高層建築自慢を、今更やってるわけだ。

 

実際に中国が技術的に生み出せたものは何もないから、

バカの目にも見えるハコモノを見せびらかしてホルホルする(自画自賛する)しかない。

 

論文引用数だけ多いくせに特許収支は赤字のまま、

どうでもいいクズ特許申請だらけにしたって中核技術は何も得られていない。

 

不正と水増しと日米欧へのタカリ乞食でしか生きられないのが、中国共産党集落なわけだ。

 

「4000年の歴史があるほうの中国」は台湾って名前なので、そこんとこ間違えないように。

台湾はちゃんと技術力でメシ食ってる先進国だしな。

ちなみに同じ基準でいくと、日本の歴史は世界最古であり16000年前だ。

 

 

 

 

 

 

 

さらにそれと関連して、文化的外交戦略の話。

 

そうやってまあカネと思惑と別の思惑が絡まっているところへ、

実は一番致命的な問題としてやってくるのが文化的な問題なんだよな。

 

 

 

 

 

・・・その説明をする前に今の銀河の状況を理解する必要がある。少し長くなるぞ。

 

 

この画像を貼ること自体が伏線なのだとネタバレしておこう。

 

 

 

 

 

たとえば「日本で暮らす日本人」は、

「日本語を見かけること」に対して

何の違和感も抱かない。

 

まあ当然だ。

だがその「当たり前なこと」が成立する国は、

実はそれほど多くない。

 

 

 

 

・・・一応説明はしておく。

 

 

 

 

中華人民共和国という国名7文字のうち「人民」「共和国」の5文字ぶんは、実は日本語である。

 

正しく言うと、そのような概念が西洋にしかなかった明治時代に、

日本人が翻訳することで輸入した概念と、それを表す言葉だ。

日本人は苦労して翻訳することで、日本語の利便性と存在意義を確保した。

 

そして「読み書きそろばん」といわれる基礎教育の徹底により、

GHQの進駐を経ても、日本語という固有の言葉を奪われることはなかった。

今の時代と比較しても驚異的な高水準にあった日本人の識字率のために「英語の強制」を断念したのだ。

 

しかし大半の国は欧米列強により植民地として支配され、

自国の歴史・伝統・文化ごと言語すら奪われてしまった

だから自国語を失い、英語やフランス語やスペイン語を用いるほかなくなってしまった。

 

ここは日本という国だから、日本語が普及している。

 

しかし大半の国では、ナンタラカンタラという名前の国なのに、用いている言葉は英語なり仏語なり西語だ。

 

たったそれだけの違いだ。

 

しかし言葉は誰もが手放せないものだから、

喋るたびにイギリス語、アメリカ語、フランス語、スペイン語という、他国の名前を聞かされることになる。

 

生きている限り喋る必要があり、

喋るたびに自国以外の名前を意識させられる。

自分の国の名前を意識する回数が、それだけ減るということだ。

 

そして他国の価値観で作られた言葉が、自国の価値観を適切に表現できるとは限らない

「もったいない」という言葉を外国語に翻訳するのが極めて難しく、

日本語にしかない概念だとされているように。

 

つまり、だ。

 

自分たちの暮らしを表現するための意識・認識の共有は言葉によって成立しているため、

独自の言葉を持たないことは、独自の価値観や認識を持てない可能性を意味し、

自分たち固有の文化や価値観を生み出そうとする際に大きな障壁になってしまう、ということだ。

 

そのうえで考えてみると現代の、戦後の中国語は、7割が日本語から輸入したものにすぎない。

 

つまり「中国語というよりは中国共産党言語」は、自前の価値観を生み出す努力を放棄したも同然なのだ。

 

漢字文化の正しい担い手、旧漢字を使う国とは台湾であり、

清王朝はそもそも満州族の国であり、公に用いられていたのは満州文字だった。

 

そして現代の価値観や文化を漢字交じりで最も的確に表現できているのは、日本なのだ。

 

 

 

 

自国語で自国の概念を表現できるということは、実はとんでもなく貴重なことなのだ。

 

 

 

 

・・・・・・・そして人間は、生きている限り、娯楽や趣味といった雑事との縁を切り離すことはできない。

 

文明化される前の、飢餓や疫病でバタバタ死んでいた頃の人類ですら、

どこの国や地域でも「酒と、歌と、踊り」という文化を所有していたように、

ただ生きているだけでは耐えられないのがヒトといういきもののサガだ。

 

それゆえに、楽しいもの、娯楽コンテンツというものは、切っても切れない存在として普及している。

 

まさか子育てをするときに、ただの一度もアンパンマンのお世話にならないような親子は、そうそうおるまい

 

その当たり前な風景と化したアンパンマンだが、日本のコンテンツだから何の違和感もなく受け入れられている。

 

故やなせたかし先生は戦争経験者として、飢餓が何よりも恐ろしい敵だと考えていた。

だからお腹いっぱい食べさせてくれることよりも正しいことはないと考え、

絵本『あんぱんまん』を世に送り出した。

 

そして同時にやなせたかし先生は、自己犠牲を伴わない正義などありえないと考えていた。

そのため『あんぱんまん』は自らの顔を分け与えることで力を失いつつもお腹をすかせた子を救う、

正義の味方として顕現(!)することと相成った。

 

これは日本が敗戦国である過去に由来している。

しかも「我が身を呈して正義をなすこと」を美徳として多くの人が共有できていたからこそ、

『あんぱんまん』は徐々に愛され、勧善懲悪の概念を子供に教えるための定番教材となった。

 

今では『アンパンマン』としてコンテンツが各国で展開されており、

世界のコンテンツビジネスにおいてトップ3に入るほどの規模に育っているわけだが、

ではその日本以外の国、外国からアンパンマンを見れば、どう映るだろうか?

 

 

 

 

 

そもそもアンパンマン以前に、あんぱんという食べ物自体が、日本以外ではとっても珍しい。

というか「豆を甘く調理する文化」自体が非常に珍しいため、

アンパンマンの中に詰まってる餡子(あんこ)自体がよく知られていないほどだ。

 

そんなあんこを使ったパンが演じるヒーロー、アンパンマン。

 

いかにも日本らしい、自国にはない文化に満ちたコンテンツ。

 

多くの子供が、文化も何もわからない頃から接して育ち、多くの人がアンパンマンを知り、育ち、大人になる。

 

それは日本の文化なのだ、日本という国があるのだと、多くの人が知り、親しみながら育つ

 

多くの親子がアンパンマンを知ることで、多くの外国人が日本の存在を知る。

 

外交大使がどれだけの手間や金銭を投じても、

なかなかできない「知名度への貢献」を、

娯楽コンテンツは、それと意識させることなくやってのける。

 

そして知名度があるということは、影響力があるということだ。

 

スターリン、麻原彰晃、ポル・ポト、毛沢東、習近平のような大量殺人鬼は、

生粋の悪党でありながら知名度は高い。

悪党ゆえの凶暴性、凶暴性ゆえの影響力、影響力ゆえの知名度。

 

アンパンマンという娯楽コンテンツが普及するほど、

日本という国の知名度がどんどん上がる。

 

そして、特に幼い頃に慣れ親しんだものを作り出した存在には、敵意を抱くのが難しくなる

誰もが母親の手料理をバカにされたがらないように。

誰もが父親の頼もしさや強さを否定されたがらないように。

 

アンパンマンに触れて育った外国人は、それを作っている日本という国に敵意を抱くのが難しくなる。

 

日本のコンテンツに関するよい意味での知名度が上がるということは、

日本という国への警戒心や敵対心が上がりにくくなるということだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・アンパンマンを例にしてみたが、それが世に言う「パブリック・ディプロマシー」である。

 

公共外交、広報文化外交とも呼ばれる。

「広報文化外交」に関する外務省のページを置いておこうか。

 

中国共産党が危惧しているのはまさにこの、

パブリックディプロマシー、

広報文化外交、

娯楽コンテンツの普及に伴う民意の醸成だ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本のアニメ・漫画・ゲームは、

いまや世界各国でトップアスリートから人気俳優、

富裕層や王侯貴族まで慣れ親しむほどのソフトパワー(広報文化外交力)を獲得している。

 

理由は色々あるだろう。

 

面白いから。

魅力的だから。

理由はともかく、否定できない楽しさを提供してくれるから。

 

確かな面白さでもって各人の心の中へ浸透していくものは、必ず影響を及ぼす

 

親がご飯を作ってくれるのが当たり前だと思っている子供は、

親を失ったり一人暮らしを始めたりすることで、

家事の煩わしさ、母親が料理してくれる有難さを思い知るように。

 

娯楽は誰もが求めるものだ。

誰もが求める娯楽があるなら、その娯楽のもつ影響力は計り知れない。

 

高額で売買されるばかりか理性や正気を失わせる麻薬が厳正に禁止されている理由がまさにそれだ。

 

しかし「特に日本の」アニメ・漫画・ゲームは、何一つ危険ではない。

むしろ健全なうえに面白く、人類の快楽原理に対してひどく従順ですらある。

だからどの国のどんな人にも、楽しさを訴えかけて共有する能力を持っている。

 

 

 

つまり日本のアニメ・漫画・ゲームは、

日本に対して親しみを抱かせる

「きっかけをより多く提供し続ける能力」

を持っている

 

 

習近平という無能な独裁者にとって、

カネを費やして暴力や恐怖で支配しても

中々得られはしない、

自主的な、かつ無意識下での影響力を、

日本のアニメ・漫画・ゲームは

簡単に発揮していくのだ。

 

 

 

 

 

 

 

説明がだいぶ長くなったが、まあ、そういう理屈なのですよ。

 

 

 

 

国内のパワーバランスとマネーゲームの問題。

 

内需が死滅しているから外需を食い荒らそうとして返り討ちにあった国際経済の問題。

 

それらを貫く「独裁者の無価値さを思い知らせてしまうような娯楽コンテンツの普及」という、

カネでも暴力でも拭い去れない、娯楽を求めるヒト種のサガに根ざした問題

 

日米欧がいなければ何もできない無能な乞食による独裁集落は、

日米欧に関わる限り、

特に日本の娯楽文化の影響を受けざるを得ない。

 

日本にはあり中国共産党集落にはないものといえば、

世界最古の王朝(皇室・天皇)と歴史、独自の伝統と文化、言語。

 

羨ましすぎて嫉妬に狂ったところで、

面白いものに対しては決して逆らわない民衆と民意の前には、

いかにカネと暴力とセックスを支配しようとしても意味をなさない。

 

 

 

独裁者は、自分よりも価値や魅力のある存在を許すわけにはいかない。

 

だから経済的にも潰すし、外交的にも潰す。

 

たとえそれがより多くの反感や怨嗟を生み出すだけだとわかっていても、そうしなければいずれ自分が殺される。

 

 

 

易姓革命の国だからな。

 

そういうことなのです。

たかが原稿用紙14枚程度で長文と言われても知らんがな。


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