毎度のことだが、
脚はlegであり、足はfootである。
靴は足にはくものであり、ズボンは脚にはくものである。
その区別はどうでもいいというなら、美脚という言葉を美足とでもいいかえてみればいい。
こだわらないなら、美醜なんかどうでもいいのだからな。
この話題は、こだわる人のためにある。
とりあえず、どこぞの世界的に有名な女優を見てみよう。
くびれを含めて、これが美脚ではないと言い切る人はいないだろう。
しかしこの脚を見て、なぜ美脚だといえるのかがわかる人も少ないだろう。
昔から「美しい女体は曲線美の産物である」と言われてきたが、何がその曲線を作り出すのか、という話。
次に参考画像を見てみよう。
この画像からは、ふとももよりも膝が細く、膝よりもふくらはぎが太く、ふくらはぎより足首が細い、
そんなバランスが見てとれると思う。
簡単に言えば、「適度に筋肉があって、かつ皮下脂肪が少ないこと」が美脚の主成分だということだ。
また、美脚というものには雰囲気も欠かせない。
こういう角度で、こういう靴と、こういう格好で撮れば、
よほどのデブでない限り、美しさやエロスというものは見出せる。
つまり肉体そのものが7割、演出する状況が3割、ということである。
また男性目線からすれば、尻から脚へのラインは美人の必須条件である。
これは肉付きがイマイチな、まだオコチャマな脚ではあるが、
よく見ると尻の筋肉の盛り上がりが見てとれる。
お尻を小さく見せたい女性は、ケツの筋トレが欠かせないといえるだろう。
似たような画像を見てみよう。
脚の線に大差はないが、尻の線を見ると、筋肉の盛り上がりと影がないことがわかる。
骨盤の発達も考えると、こちらのほうがトシを食った女の脚だとわかるだろう。
尻の筋肉は人体で最も大きいので、尻の筋肉が発達しているかどうかは、推定的な健康状態を強く示す。
それに対して、筋肉がよくわかる画像を見てみよう。
女は「ししゃも脚」などと言って忌み嫌ってはいるが、
何の努力もせずだらしないだけの脚と、努力して獲得した筋肉と曲線で引き締まった脚と、
どちらのほうが「商品価値」があるのか、という話である。
ただ細いだけの脚が許されるのは子供の特権である。
子供の筋肉は細くしなやかで疲れにくいという特注品であるため、
細くてしなやかな脚を大人が手に入れるためには、
トレーニングと柔軟運動の継続が不可欠だと断言できる。
細いだけな大人の脚を比べてみよう。
脚のラインにメリハリがなく、女性的な曲線美に欠ける。
こういう脚は、トシを食ったらだらしなく垂れ下がるだけであるため、
全体的にオバサン臭く見えるようになる。
脚を支えるのは腰であるため、腰から脚へのラインを形作る筋肉こそが、美脚を支えるのだ。
この脚も、よく見れば筋肉の存在が浮かんで見えるため、
若くてみずみずしいフトモモだなあ、といったカンジになるわけだ。
いわゆるモデル系ではないが、見るぶんには十分な美脚だといえる。
しかしながら、インスタ映え(笑)するタイプの脚はこちらである。
筋肉によってメリハリが作られた脚は曲線的で魅力的であり、
英語でいうところのcurvy&leanである。
筋肉太りを心配している女の、何割がこんな脚を持っているというのか。
そもそも太ももってのは、太くなるから太ももという。
ふとももが太くなる理由は、遺伝体質がごく一部にあるだけで、
大半の人は皮下脂肪である。少なくとも女は筋肉なんかそうそうつかない。
フィギュアスケートを見ればわかるように、オリンピック級に鍛えてる女でさえ、そうそうムキムキにはなれないのだ。
ふとももが細いまま美脚になれるような筋肉を兼ね備えている人は、生まれつきの体質である。
ふとももの裏側に筋肉の盛り上がりがあると、シルエットの変化が増える。
膝裏(膕、ひかがみ)からふくらはぎにかけての曲線がより映える。
あなたの脚がこうならない理由は、皮下脂肪が多く、筋肉を鍛えていないからである。
いうまでもなく「世間的な美脚の基準」を満たしている脚には、ちゃんと筋肉がある。
脚の間にスキマができる理由は、筋肉による凹凸があるからであって、
ふとももと脚の付け根(ま●この下の部分)にスキマができると非常にエロく見える理由は、
「適度なふとももの筋肉+適度な細さ+適度な皮下脂肪」という三条件の産物だからである。
そういう脚の持ち主が歩くと、こういう脚の線が見えてくる。
人体模型と比較してみればわかるが、筋肉が発達した人間の脚は、これに近い線になる。
ただ露出すればいいってもんじゃないのは確定的に明らかであるため、
御託よりも先に筋トレor運動をしよう、という話である。
最終的に、美脚というものはこんな見た目になればいいわけで・・・
そもそもハイヒールをはく理由は足の甲を見せることで脚を長く見せるためであり、
同時にふくらはぎの筋肉を収縮させて、ふくらはぎの曲線を強調するためでもあり。
なぜ美女が美しさを競うときは裸足かハイヒールなのか、という話である。
究極的に、筋肉も皮下脂肪も全くない肉体ってものを考えてみると、
要するに白骨死体になってしまうわけで、
まさかあのボディラインを美しいと思う人はおるまいよ?
おまけに、よほどしっかり体調管理をしない限り、女性の体脂肪率は20%を下回ることはない。
20%を下回ると妊娠に問題が生じかねないので、
特殊なモデルでもない限り、どれだけ鍛えても体脂肪率が20%以上あるのが女の体であり。
筋トレなり運動なりをして筋肉ムキムキになる心配をする前に、
筋肉がなくなると、皮下脂肪とたるんだ皮膚のせいでボディラインが垂れ下がって見えてしまい、
よりオバサン臭く見えるんだという真実を受け入れる努力をしたほうがいい。
もっと踏み込んだ話をすると、筋肉の性能を決める要素は「筋肉と神経」である。
運動をサボって全身の基礎筋力が下がった女は、筋肉の使い方(神経)を知らず腹筋の強さも足りないため、
たとえば出産するときに必死こいて腹筋に力を入れるハメになる。
腹筋の使い方、ケツ筋の使い方、膝(ふとももの筋肉)の使い方などを理解できていれば、
日常生活は間違いなく楽になるし、
日常生活や家事や育児を楽にするためにも、筋トレは欠かすべきではない。
今の日本の平均的な30代の女は、60代の男と大差ないレベルの筋力しかない。
老人並みの体力しかないから、仕事も家事も育児も、あるいはセックスすら辛くなってしまうわけで・・・
ヒトは後ろ脚で立って歩く動物だから、足腰(尻と脚)が弱くなったら生存ができない。
だから脚と尻が引き締まっていることは、男女を問わず魅力的に映るわけだ。
僕は「女は脳と脚だ!」と子供の頃から言い続けているわけだが、
その2つはトシを食ってオバサンになっても磨き続けることができるという意味で、
全ての女性にとって、等しく武器にすることができる要素でもあるわけで・・・
Q:どうして画像が全部そのサイズなの?
A:僕の携帯電話がiPhone4sだから。