まずはクッソどうでもいいまめちきしもとい豆知識から。
ロード画面が、
なぜか新実装キャラのジェーナスでもアルビオンでもなく、
ロイヤルメイドのカリブディスと新キャラのロイヤル・フォーチュンになっていた理由は、
ギリシャ神話に由来する英語「between scylla and charybdis」にちなんだものである。
18世紀の同名の絵がWikipedia(英)にも載っている。
直訳すると「スキュラとカリブディスの間」、
日本語でいうと「前門の虎、後門の狼」くらいの意味だろうか。
進退窮まる状況! ・・・というのではなく若干意味が違って、「少しでもマシなほうを選べ」というニュアンスもある。
同じくギリシャ神話のエピソード(オデュッセウスあたり)に由来する似た表現だと、
between the devil and the deep blue sea(悪魔と紺碧の海の間)があり、同名の音楽もある。
同じく似た表現にジレンマの角(be on the horns of a dilemma)なんかあったりなかったり。
こっちは受験英語では出ないな・・・英語の小論文でもまず使わないと思う。
古い文学作品に出てくるくらいじゃないかな。
ちなみにスキュラは「下半身が触手の化け物女」のイメージが強いが、
腰に6つの犬の首を携えた化け物ともいわれ、登場作品によってデザインが異なり安定しない。
一方でカリブディスは「大海原ごと飲み込んでは吐き出す」というイメージが共通しており、
実はポセイドンとガイアの娘なので結構な大物(?)である。
渦潮の擬人化なわけだが、神話の設定上では「大食いすぎて罰せられた」なので意外とかわいい。
スキュラ(アズールレーン)と
カリブディス(アズールレーン)の
間かあ・・・・いいにおいしそう。
まあそんなこんなで、
新キャラ新艦種「風帆」のロイヤル・フォーチュンちゃんが実装されました。
性能はいたってシンプル。
潜水艦の砲撃バージョン
・・・ではなく、
シールド割りと雑魚後逸防止に強く貢献する弾数特化枠。
風帆専用装備は全任務を終えたら勝手に入手されてるはず。
うちのレベル100(強化は終わってない)を見てみよう。
装備はこちら。12ポンドロングキャノン。
照準距離70(最長)で180度に撃てる。
補正は100/80/40なので軽巡砲並、なのに駆逐砲のサイクルで撃つ。
おまけに主砲枠が2つあってかつ主砲+1だから合計4門で撃つ。
しかもスキルを最大強化すると火力が2割上がって、かつ開幕から30秒はダメージが3割上がる。
60秒ないし耐久50%以下で撤退するが連戦用に開幕40%自己回復スキルも持っている。
見ればわかるけど回避値がそこそこあるので紙装甲ステータスに対して生存力自体は悪くない。
・・・湊あくあに並ぶ開幕ぶっぱ=オート支援の女神である。
減速効果はオマケかな。間違いなく有益だけど。
つまり紙軽巡が照準70&角度180の駆逐砲4門を撃ってる。
地味だけど専用装備に「弾薬+1」があるから14章も安心だね!
とりあえず弱そうなことは一切書いてない。
もうちょっとメタいこと言うと、
重巡はシールド割り性能が低くて迎撃が苦手&後逸すると主力の隠蔽が剥がされてしまうってんで、
現状だと投射砲=超巡の天下になってたからの実装だろうなと。
あと敵のシールドが硬すぎる。
12章までは副砲型軽巡ゲーと化していたからって雑な調整しちゃったせいだろう。
駆逐艦の全弾発射並みの弾数をぶつけないとシールドがすぐに剥がせない。
だからそこそこの威力で、非常に多い手数を、広めの射角へ提供するRFは、
シールド割りが要る状況や重巡の育成の強い味方だといえる。
配置次第ではあるが自爆ボート迎撃の味方もできるだろうし。
だから空母編成でボート迎撃させてもいいし、
駆逐艦だらけで火力不足なのを補ってもいいし。
潜水艦の弱点だった手数の少なさと弾速の低さを、
被弾リスクと引き換えに補った、といったところか。
あと軽装甲へのダメージ効率が上がったというのも大事かな。
制空値が足りているなら伊13を外して入れるべき性能ではないかと見ている。
強いか弱いかでいうなら強敵にダメージ出せる潜水艦のほうが強かろうが、
今回のロイヤルメイドしばきみたいなイベントで好感度上げをするとき、
駆逐艦だと火力が、重巡だと射角と手数が足りない、そんな状況では輝きまくる性能をしている。
敵さんLV90、一人だけLV100、残りどっちも110以上だから結構すごいMVPだと思う。
すごいピンポイントな使い方として、ブリの育成が捗る。
やったことある人ならわかると思うけど、結構苦行だからなアレは・・・
当然旗艦配置にすべきなんだけど、湊あくあやダヴィンチも旗艦向け。
というわけで使うんだったら旗艦RF、上あくあ、下ダヴィンチかな。